山の上のパン屋に人が集まるわけ / 平田はる香 / サイボウズ式ブックス / 単行本 「心を犠牲にしてまで、守るべき「ふつう」なんてない。」 長野県の山の上で営むパン屋、わざわざ。 商品を増やす、付加価値をつける、写真に映える見栄えを求める。そんな商売が日常に溢れる世の中で、お客さんにとってお店にとって従業員にとって平田さんにとって真に「いいこと」とは。 人気の商品の販売をやめたり、ブログでこういう方は来ないでください、と言い切ったり、時に思い切りの良いわざわざの行動の背景には、どういう意図と信念があったのか。 自分の大事にすることは、諦めなくてもいい、ということを本書が教えてくれる。